睡眠薬に依存する高齢者
年を取ると眠りが浅くなるのは自然なことである。
それが受け入れられずに睡眠薬に依存する高齢者は多いと聞く。
母が夏バテ解消に昼寝するためにと睡眠薬(マイスリー)を飲んでいる。
飲んで寝ても数時間で起きてくるが、その後もしばらくフラフラしたり
訳の分からないことを言い出したりしている。
肝臓も悪いので薬の抜けが遅いのではないかと思う。
母の主治医に何度も相談してみているが「ご本人が希望している」
「マイスリーは危険のない薬だから」と大量に処方するのを止めない。
睡眠薬の副作用で家の中で転倒して骨折して入院することになって
そのまま寝たきりになる人もいるのに無責任にもほどがある。と抗議したら
「そう思うなら娘さんがお母さんを説得して睡眠薬いらないって本人が言うようにして」と丸投げしてきた。
それは違うだろう!
医者としておかしくないか?
睡眠薬を乱用することの問題点を説明する義務があるんじゃないのか??
と怒ったが馬耳東風。
くやしいがタヌキ医者は唯一母が継続して通っている数少ない心療内科なので
変えるわけにはいかない。
それともタヌキで無責任だから、母が通えているのかも知れないが
それは慢性的な自殺に等しいんじゃないのか?と悩む。