もやっと私的備忘録blog

3ぽ歩くと忘れてしまう何か Every cloud has a silver lining.

断捨離に向かない人もいる、というのが理解されない話

長文で話にまとまりがないので、要点を先に書くことにした。

(自分で忘れちゃうからね)

本日の要点:
1、断捨離は記憶力との勝負。無理な人には絶対に無理。
2、目に見えない障害や病気は本当に理解されずらいですねー。


今更だが何故か周りで断捨離ブームがおきている。

別に各人がやっている分にはかまわないのだが
すっかり断捨離教にハマってしまい布教活動をしたり
断捨離をしていなければ即汚部屋と決めつけて
モノが捨てられないのは未熟だからだとかいいつつ
不要なものを押し付けるのは止めてほしい・・・。

 

私だって一応一通りの断捨離本は読んだし試してもみた。
結果、「向いてない」ということがよく分かっただけだ。

 

そもそも断捨離というのは、ある程度記憶力があって
計画性(継続性)がある人しか出来ないのではないだろうか?
と疑うようになった。

 

これを断捨離教の知り合いに伝えたら
「それはやり方が間違っているからで
記憶力の悪い人こそ断捨離をすることで
どこになにがあるかすぐに分かるようになるんだ」と反論された

 

いやいやいや。

 

モノを減らそうと何しようとどこに置いたか
さっぱり覚えておけないんだったら探す手間は全くかわらない。

 

使う場所のそばに置いておけばって言われても
ハサミ一つ例にとっても家の一カ所のみで使うことはありえないので
使う場所のそばってどこよ?となる。

 

一番よく使う場所だよ!って言われても
ほぼ毎日衝動と多動で生きているADHDにとって
そんな難しいこと思いつかない。

 

じゃあ、置く場所を一定にして常にそこに置くようにと言われても
その場所を覚えてられないんだってばYo。
メモに書いてもそのメモを忘れちゃうようなレベルなわけですよ。

 

さすがに1個2個ならもしかして覚えられるかもしれないけど
これがハサミ・印鑑・切手、etcとなるともうパニック状態。
置いた場所を忘れてしまったらどうしようというストレスで心臓が痛くなってくる。

 

それくらいなら家中あちこちにハサミを置いて
必要な時に探した方がよっぽどストレスが少なくてすむのだが。

 

「それくらい忘れないでしょ?」と言われて
「それくだらい」が覚えられない人もこの世にはいるんだってばよと説明しても
断捨離に抵抗してテキトーな言い訳を言ってると思われるらしく・・・

 

「まずはマインドを開放することが必要なんだよ。
見つけられないかもっていう固定観念を捨てて云々」とか言い出されると
ああ、この人(達)は普通の人が「普通にできること」が
どうがんばっても出来ない人がいることが想像もできないんだろうな~
とちょっと遠い目になるしかない。

 

彼女たちと私の間には深くて暗い溝があるようだ。

 

別に彼らを責めているわけではないし
自分がやってみてよかったと思ったことを
善意で勧めてくれているのは感謝なのだが
向き不向き以前に能力的に出来ない人もいるんですよーっとコソコソ言ってみる。

 

というわけで、断捨離のオススメはご遠慮しているのだが
ダンシャリアン的にはそういう人をこそ改宗させたいらしく
やっきになってあれやこれやでダンシャリさせようとしてくる。

週末もわざわざ手伝いに来てくれるらしい。

 

もう、ほっといてくれよ・・・(心の声)

 

っあ。でもちょっとだけ笑えることが。


「断捨離で人生が明るく開けた、悩みが消えて希望が持てた」という友人に
「そんなに昔は暗い、悩みばかりの希望のない人生だったの?
あたし別に今それほど困ってないんでダンシャリ必要ないのかも」と言ったら絶句された。ははは。